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「うたの日」投稿作品(2016年7月)

2016.7.1「牙」
ざくざくと歯を磨きおりわたくしに残されているわずかな刃(やいば)

2016.7.6「指」
柚子餡をのの字につつむカステラから解き放っていく吾子の指先

2016.7.9「落」
「効率」からこぼれた時間 病院の待合で読む村上春樹

2016.7.10「自由詠」
しょわしょわと炭酸のごと沸き上がる蛙の声に洗われる夜

2016.7.14「スーパー」
しろじろとあかるい夜のスーパーで幸せだけが売られていない

2016.7.15「テーブル」
おしゃべりが咲き続けてる女子大のカフェのピンクのテーブルクロス

2016.7.16「赤」
夕暮れが深さを増してゆく街でテールランプはいよいよ赤く

2016.7.19「閉」
病んだ眼をそっと閉じつつバス待てば頬撫でてゆく初夏のそよ風

2016.7.24「散歩」
長い長い散歩のような午睡からゆらゆら目覚めていく夏の午後

2016.7.25「ヒマワリ」
びっしりと種を太らせ向日葵が腕いっぱいに抱きしめる未来

2016.7.27「曲」
山道は折り畳まれたパノラマでカーブするたびに緑が開く
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