「うたの日」投稿作品(2016年3月)

2016.3.1「時」
くるくると子らの心を包みゆく家族の時間(とき)はバウムクーヘン

2016.3.2「イヤリング」
イヤリングばちんと留めるはつなつの海に飛び込むような決意で

2016.3.4「片想い」
教室に降る陽のなかで君のシャツだけが真白くかがやいていた

2016.3.6「梅」
梅の花咲いたことすら気づかずにただ駆け抜けた震災の春

2016.3.10「自由詠」
溶け残る雪のかたちのうつくしさ中州に抱いて川は流れる

2016.3.11「奥」
身の奥に棲みついている 福島での家族の日々が見ていた夢が

2016.3.12「()(パーレン)」
穴埋めの括弧の広さが君たちに答えをそっと囁いている

2016.3.13「王」
モナ王をさくりと割ればサンダルの小さな手と手に夏があふれる

2016.3.14「男」
いたずらを繰り返しては男子たち教師の反応楽しんでいる

2016.3.29「分」
フレームのかたちにきっちり切り分けたレンズで埋まる眼鏡ショップは

2016.3.31「丸」
丸ごとの私の中から私でさえ知らない私を取り出すあなた
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