048:負(文乃)

正の数負の数足しゆく危なげな鉛筆の先を見守っている
スポンサーサイト

047:四国(文乃)

子はくるりと餡だけ残しカステラを食べおり四国銘菓のタルト

046:貨(文乃)

おはじきの硬貨並べて青いのは百円ですと子らは言いたり

045:売(文乃)

「ママ、来て!」と売り子二人に誘われてお店屋ごっこの上客になる

「うたの日」投稿作品(2015年5月)

2015.5.2「器」
なめらかな土器の面(おもて)に古(いにしえ)の人の手さばき息づいている

2015.5.3「天然」
教育とは何なのだろう「この巻き毛は天然です」と申請を出す

2015.5.4「ライオン」
生きるという辛さ切なさ丸ごとを描ききる強さ『3月のライオン』

2015.5.5「400年前にタイムスリップして一首」
屈服を強いられてなおしたたかに燃え続けてる科学のひとみ

2015.5.6「だんご」
幼い手でとりどりの団子飾られてだんごさしの木は華やいでゆく

2015.5.7「牛乳」
「牛乳が甘くなった」と子らが言う 空はむくむく夏の兆しだ

2015.5.8「シャイ」
「イラッシャイマセ」に驚き「こんにちはっ」とATMに子は挨拶す

2015.5.9「公」
ゆっくりと、次々に子らは手を挙げる「『最小公倍数』忘れた人!」

2015.5.10「母」
その分母じゃ迷宮入りだ 通分に挑む子の手元強く見つめる

2015.5.11「仮面」
バイクから車に乗り換えライダーは今日もこどもの夢駆け抜ける

2015.5.12「ひとり」
あちこちでつけられていくラジオたち 無数の「ひとり」がつながる時間

2015.5.21「揺」
少女らの吹く金管のきらめきがステージに揺れる市の音楽会

2015.5.25「カーディガン」
こころにも包帯が要るカーディガンそっと羽織って教室に立つ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。