044:らくだ(文乃)

生涯をらくだと過ごす遊牧の老婆の笑顔砂漠に光る
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043:旧(文乃)

旧式の炊飯器一つ貰い受け一人暮らしの始まりとなる

042:特(文乃)

子育ての特等席にいるのだと思えば辛さも目減りしていく

041:扇(文乃)

扇風機にワンピースの裾かぶせては風通らせて笑ってた夏

040:清(文乃)

清冽な水の青さで読手(どくしゅ)の声広がっていくかるた会場

039:せっかく(文乃)

せっかくのお土産だからと断れず飲み込むケーキはずしりと甘い

038:読(文乃)

古本に引かれた線にくっきりと読み手の興味の在処が浮かぶ

037:療(文乃)

我の眼に治療のレーザー丹念に撃ち込む女医の瞳美し

036:バス(文乃)

汚染地を離れるバスに乗ったきり四年故郷に帰れない子ら

035:液(文乃)

機械にもツボがあるらし揉みやれば液晶画面が点くプリンター
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