題詠blog2013のお題を借りて(5)

021:仲
仲良しの四人きょうだいころころと子犬がじゃれ合うように育ちぬ

066:きれい
望みとは叶わないもの遠く出て消え去る虹のようにきれいだ

074:ワルツ
ぽろぽろと雨粒こぼれてくるようなピアノが奏でるサティのワルツ
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「うたの日」投稿作品(11月)

2014.11.1「一」(いち)
笑い合い弾けるように駆けていく一年生の黄色い帽子

2014.11.2「ワニ」
細部まで精密に描いたワニの絵とアニメキャラの絵が並ぶ文化祭

2014.11.3「化」
中一と中三の教室見比べれば男子が別の生き物である

2014.11.4「紙」
手本通りに紙の昆虫切り抜けば余りにリアルで飛び退いており

2014.11.5「イイ男」
スタックした私の車を助け出し笑って去った雪道のヒーロー

2014.11.6「無」
三ヶ月ぶりの父に駆け寄るその速さ 吾子の笑顔が弾む無人駅

2014.11.7「イイ女」
髪をゴムできりきり縛りイイ女を目指すことのない人生をゆく

2014.11.8「罰」
図書館のカードに押された延滞の赤い日付印に責められている

2014.11.9「来」
「いらっしゃい!」小学校の教室が手作りのお店に変わる文化祭

2014.11.10「重」
チェンバロの典雅な響きに現世(うつしよ)の重荷をしばし忘れいる午後

2014.11.11「iPhone」
ケータイやiPhoneに押され消えていく公衆電話が繋ぐ温もり

2014.11.12「肌」
テニス部で日焼けした肌の境目が薄らぎ吾子は受験生となる

2014.11.13「秘密」
秘密にしたいこともあるだろう覗かずにそっとしておく紺の日記帳

2014.11.14「評」
心惹かれる本ばかり書評する評者のことも気になっている

2014.11.15「イギリス」
妖精と魔法が息づく英国へページをめくり子らは旅立つ

2014.11.16「灰色」
灰色の雲の重さが告げている今年最初の雪が降るのだ

2014.11.17「避難」
ランドセル、文具と次々送り出し子どもの気配が消えていく家

2014.11.18「いちゃいちゃ」
ぎゅうぎゅうに枕くっつけて絵本読む子の温もりに挟まれて読む

2014.11.19「バイク」
ドドドドとハーレーの群れがやってきたハイウェイ色に染まる農道

2014.11.20「ふわっ」
ふわふわにうまく巻き取れぬ綿飴をハラハラ見守る保護者の模擬店

2014.11.21「太」
リリアンも指編みも太さは違えども子どもを引き込む無限のループ

2014.11.22「結婚」
結婚を夢見る六歳 父とでも母とも兄ともけっこんしたい

2014.11.23「仕事」
職歴を原発事故で断ち切られ寒風に揺れる木の如く立つ

2014.11.24「ファッション」
小学生モデル夢見て大金を服につぎ込む母子案じおり

2014.11.25「煙草」
運動会敷地の隅ならいいだろと煙草吸いだす じいちゃん、やめて

2014.11.26「風呂」
やらなくちゃ頑張らなくちゃと力んでたわたしをそっと湯船に溶かす

2014.11.27「防」
防波堤になりたいと思う親心どこ吹く風で子らは越えゆく

2014.11.28「チャーハン」
大皿に盛った三種のチャーハンを食べ尽くす子らを眺む愉しさ

2014.11.29「うそつき」
「歯磨いた?」「みがいたよ」と目が笑ってて嘘ついてるってすぐにわかるよ

2014.11.30「左」
左手に持ち替えた怪我の悔しさも包んで眠るラケットケース
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