068:沼(文乃)

沼底のように静まる講堂に座り式辞の終わり待つ子ら
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067:手帳(文乃)

まっさらな手帳のページが開かれる 風光りだす入学の朝

066:浸(文乃)

蓮根を酢水に浸ける一手間を繰り返すことが生きていくこと

065:砲(文乃)

かたばみの実は空仰ぐ高射砲 触れれば弾ける種子の弾丸

064:妖(文乃)

チョコレートのおまけの花の妖精のカードを大事に集めていた日

063:院(文乃)

色褪せた健康機器のポスターが貼られたままの整形医院

062:ショー(文乃)

風呂上がりタオルの巻き方工夫してにわかファッションショーが始まる

061:倉(文乃)

競技かるた始めた娘を追いかけて覚える小倉百人一首

060:懲(文乃)

懲りもせず再稼働などとなぜ言えるメルトダウンから僅か三年

059:畑(文乃)

田も畑も雪でうずまり純白に広がる砂糖菓子の平原
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