044:発(文乃)

午前五時 始発列車の最後尾で手を振る君が遠くなってく
スポンサーサイト

043:ヤフー(文乃)

千円で買わされたあの偽ダイヤフードコートに置き忘れた夏

042:尊(文乃)

傷ついた自尊心守るバリケード 羽化するための思春期の繭

041:一生(文乃)

わたくしのこの一生も悠久の時の大河に浮かぶ一滴

040:跡(文乃)

右肘にうっすら残る傷跡は手術の痛みを越えた勲章

039:鮭(文乃)

甘やかな鮭色に塗ったキャンバスに夢を描いた日は遠くなり

038:華(文乃)

大人へと少し近づく おかっぱの髪から覗く華奢な首筋

037:宴(文乃)

子どもとの月の宴はとりどりの形に作った団子を食べて

036:ふわり(文乃)

側転しふわりとマットに降り立つ子 少年の日の脚の細さよ

035:因(文乃)

原因は疲れてるだけ この不機嫌、お風呂に入れば溶けちゃうレベル
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。